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乳がん手術の際に、大胸筋と皮膚を広範囲に切除した場合は、大きなくぼみが生じます。主に鎖骨の下や、わきの下などです。
そのような場合は、人口乳房での乳房再建が難しくなります。大胸筋の切除量が少なくても、肋骨が浮き出るほど前胸部のへこみが著しい場合なども人工乳房の使用が難しくなります。
そのような場合に用いられるのが、広背筋皮弁法です。乳房再建に必要な皮膚、脂肪、筋肉を背中から移植する手術になります。
乳がんで大胸筋を多く切除した場合、胸部に新たな筋肉をつくり上げる必要があります。背中にある平たい後背筋は乳房再建に適しています。
この手術方法は、胸部と背中に手術跡が残ってしまいます。腕の良い外科医でも、ある程度手術跡が残ってしまいますが、ブラジャーを装着することで目立たなくなります。
そのため、ファッションなどは十分に楽しむことが出来ます。

後背筋ではなく、腹部の皮膚と脂肪を乳房に移植するという腹直筋皮弁法という方法もあります。
この方法でも、やはり手術跡は残ってしまいます。しかし、下着を着ることで隠すことが出来ます。
ただし、体力的な負担が大きいという特徴もあります、出血が多く、輸血が必要になることもあります。事前に自分の血液を採血しておいて、自己輸血を行なうこともあります。
2~3週間ほどの入院が必要となり、3ヶ月前後は日常生活に支障をきたします。しかし、自分の皮膚と脂肪をつかって乳房再建を行なうので、感触や見た目は自然に仕上がります。